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ひとつ目は、卵巣の機能が衰え、女性ホルモンと呼ばれる卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少なくなる。 ホルモンバランスが崩れることによって体調の変化が徐々にあらわれるようになるのである。
更年期に多くみられる身体症状には、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、頭痛、めまいなどの自律神経症状、不眠や抑うつなどの精神神経症状、性交障害や萎縮性膣炎、尿失禁といった泌尿生殖器の症状、皮層のしわや脂漏性角化症(いぼ)、色素沈着の増加などの皮層の変化がある。 「だれもがなるからといって放っておかず、管理が必要です」Y部長がそう話すのには、2つの理由がある。
ひとつは、ほかの疾患がひそんでいないかどうかみきわめるため。 月経がだらだら続く原因が子宮筋腫や子宮がんであったり、動悸やのぼせが動脈硬化や高血圧、心臓病のせいだったという可能性もあるので、気になる症状があったら医師に相談することが必要だ。
この時期は、生活習慣、骨粗鬆症などの早期発見と治療をはじめる時でもある。 2つ目は、更年期障害には、顔が突然ほてったり、汗をかきやすかったり、手足や腰が冷えたり……と、200種類以上もの症状があげられているが、こうした症状を我慢せずに治療で改善することで生活の質が向上するからだ。
自己採点表があるので、「ひょっとして更年期〜」と疑ったら、まずチェックしていただきたい閉経後には、骨粗霧症や脂質代謝異常、高血圧、虚血性心疾患、アルツハイマー病などの病気が急に増えてくる。 更年期は精神的にも家族や仕事などの悩みやストレスが大きくなる時期。
そのため、2つ目に、月経の消失や容姿の衰えからくる女性らしさの喪失感や失望、老化や死に対する不安、子どもの親離れによる寂しさや孤独感、親の介護の負担といった心理・社会的な環境要因があげられる。 3つ目は1人ひとりの女性の精神・心理的な要因で、自分自身の健康への不安や家庭の問題、老化や仕事のストレスなどさまざまな事情が加わって、倦怠感や無気力、不眠、不安感や恐怖感、集中力がない、といった心身の不安定さがあらわれてくる。
更年期障害の治療には大別して、@カウンセリング、Aホルモン補充療法、B漢方療法、Cその他の薬物療法がある。 いまず十分な問診と検査によってほかの疾患がないことをたしかめ、エストロゲンの血中濃度を的測って更年期障害かどうかをみきわめる。

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